俺の嫁なんて絶対にいねえ! 「百合男子」 2巻

俺の嫁なんて絶対にいねえ! 「百合男子」 2巻
絶賛と罵詈雑言を同じくらい浴びながらの2巻発売
今回百合男子としての在り方で啓介と百合男子連盟のチャラ男正二郎(表紙の男)が真っ向から対立します。
かたや「惚れず求めず踏み込まず」を信条に決して自分が女の子と恋愛したいとは思わず遠くで他の女の子と百合ん百合んしてるとこを見ていたい。もちろんセックスなど言語道断魔法使いのまま死んでもいい!百合っぷるの中に割って入って略奪する奴は屑だ!てめぇは百合男子としてやっちゃいけねぇことをした!
かたや普通の健全な男子だからそういう事もしたいし一応は線引きしている。百合はあくまで創作物であり現実とは違う、割りきって楽しむべきだ。理解者ぶった振る舞いしてるとぶん殴られんぞ!
うん、ある程度の線引きは必要よね。百合は創作物であり現実じゃないんだよ、割りきって楽しもうよ。
正二郎に「百合を愛していながら~」とか言ったのに宮鳥と前の学校の子の間に割って入って余計なことしちゃうという特大ブーメランやらかしてんですよね。
目的は違えど啓介も今回女の子同士の間に割り込んで二人の仲をかき回し、二人がまた心を通じ合わせ二人の仲が元通りになれば…と「百合男子の定理」である「踏み込まず」をバリバリ侵してるという。
啓介がやったことは結局自己満であり二次創作で似たようなことあったけど、そっちではこうなったら解決できた!だったら現実でも可能だ!と創作と現実をごっちゃにしてるかたなお質が悪い。
まぁ結果的に宮鳥とその子は幸せなキスをして終了したんですが、藤ヶ谷どーすんの…その後のこと気にしろよ啓介!バカ!

「百合男子危うきに近寄らず。干渉しないこと それが敬意であり最大の礼儀だ!!」
と正二郎に論破されてぐぬぬしちゃう啓介。
自分を百合に目覚めさせた張本人であり師匠の近所の魚屋にこの事について教えを乞おうと思うも、師匠はまさかの息子もち。
息子がいるということはつまり………。
師匠ならきっと自分の言ってることを分かってくれる!と思った矢先の衝撃の事実ですよもうどうすんのこれ。
百合好きだからこそ女の子同士でくっ付いてほしい。でもそれは創作だからであり現実ではまた違うのよ…「百合はファンタジー」ってまさにそれよ。
自分の百合道とはなんなのか…百合男子とは…意味などないなら、いっそ百合男子なんて消えてなくなればいい。
百合男子としてのあり方について迷う啓介。目の前で繰り広げられる松藤に一度は百合ん百合んするも、先日の一件もあり妄想終了。
が、道中手にした百合姫1月号を読んだりあふれ出る百合魂を抑えきれずなんやかんやで大暴走。
それでこその啓介ですよ。「諦めたらそこで妄想終了!」妄想する気力がある限り俺達の百合は終わらない!!
啓介が暴走したのがきっかけで2人の仲は大きく進展しました。
2組が知らない間に色々起って宮鳥と藤ヶ谷と松岡の関係にどんな影響が出るのか…それは3巻以降に期待ですね。
って、あ、あれ?なんか普通に百合漫画してない?
どうした百合男子!や、むしろもっとやれだけどさ!

なもスペ2に収録された漫画も収録されてます。
59話で結衣が京子に「妬くな妬くな」言うシーンがあるんですけどそこを考察したりなもり先生が8人になったりしてます。
啓介の京結衣考察面白いね。色々カプごとに解釈できるのがゆるゆりの面白いところ。

今回もリバーシブル表紙です。エロい!
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